バレンタインのギフトニーズ向け 売れるアパレル店員の接客術
こんにちは!アパレル・スイーツ販売のお仕事をご紹介している東商のブログ担当です!
1月末~2月中旬にかけてメンズのアパレルショップで増加するのが、バレンタイン向けのギフトニーズです。
ギフトニーズのお客さまには通常とは異なる接客が必要になりますが、経験が浅い販売員は具体的な対応方法がわからないようです。
そこで今回は、バレンタインのギフトニーズを売り上げにつなげるための接客方法を解説していきます。
バレンタイン期間中メンズアパレルショップの客層が変わります
バレンタインは女性から男性にチョコレートを贈るイベント。
もちろん、メンズのアパレルショップにも女性客が多くなるため、接客内容やトークも女性向けにアレンジする必要があります。
男性客の接客では「おしゃれ」・「カッコイイ」といった言葉で納得される方もいらっしゃいますが、女性客には『なぜおしゃれなのか』・『なぜおすすめなのか』をより具体的に説明するのが効果的です。
また、声のトーンや話し口調もソフトさとおだやかさを意識すると、より多くの女性客に受け入れてもらえるでしょう。
通路にいるお客さまに目を向ける接客を
男性がレディースショップに入るケースとまではいきませんが、行き慣れないお店に入るときは多少なりとも躊躇しがちです。
そのため、通路から店内を見ているといった光景も多くなります。
通路からお店を見ているお客さまがいらしたときは、さりげなく入り口付近で商品整理をしながら「どうぞ、店内もお気軽にご覧ください」と笑顔でお声がけを。
その後も店内に入られない場合は、数分ほどおいてから「ご覧になるだけでもどうぞ」とお声がけをしましょう。
間違ってもお客さまをずっと見たり立て続けに声がけを行ってはいけません。
お店に入るかどうかを決める時間を考慮した対応がカギになります。
目的の商品めがけて入店する場合も
目的の商品めがけて入店されるのは、ギフトニーズのお客さまならではの特徴のひとつ。
比較的足早で入店され、気になる商品をすぐ手に取られたときは、サイズやカラー展開などの商品説明を行います。
「そちらはMサイズですが、ほかにSサイズとLサイズがございます」
「そちらは黒のほかに白とグレー、ネイビーがございます」
など、商品選びに欠かせないサイズとカラーに関する情報を最初に伝えるのがポイント。
そして、その商品に興味を示した際には素材やシルエット、着心地といった情報を提供しましょう。
ニーズチェックは具体的に
ギフトニーズで重要なのはニーズチェック!
どのようなアイテムをお探しなのか・色や素材、デザインのイメージ・サイズ・贈られる方のタイプや普段の服装・年代・身長など、差し支えない範囲でお尋ねします。
「普段はどのような雰囲気の服装をされているのでしょうか」
「よくお召しになられている色はご存知でしょうか」
など、商品選びに必要な情報をていねいな言葉で伺っていきます。
購入アイテムを決められていない場合
ギフトニーズのなかには、目的の商品を決めずに来店されるケースもめずらしくありません。
その場合は、さらに詳しいニーズチェックが必要になります。
「なんとなくイメージされているアイテムはございますか」
「お仕事向けよりも普段お使いいただけるアイテムがよろしいでしょうか」
「だいたいのご予算はお決まりでしょうか」
など、商品を絞り込むための聞き出しをていねいに行い、お客さまがイメージするアイテムを提案していきます。
店員さんに決めてほしいと言われたら
ときには、「なにを買うべきかまったくわからないので、店員さんに決めてほしい」というお客さまもいらっしゃいます。
その場合は、ギフトニーズで人気の高いアイテムやブランドでおすすめのデザインをご紹介してみましょう。
「マフラーや手袋ですとサイズ選びも不要ですし、カラーもお手持ちのアウターに合わせて選びやすいかと思います」
「お財布はいかがでしょうか。男性の方はお財布を買い替える機会が少ないかと思いますので、プレゼントされると喜ばれるのではないでしょうか」
「ご予算がお決まりでしたら、プレゼントにおすすめのアイテムをご予算に応じていくつかご紹介いたします」
など、候補となるおすすめ商品をいくつかお見せしてください。
ニーズチェックをスムーズに行うコツ
これまでの解説にもあるように、ニーズチェックには『ていねいさ』が大切になります。
そして、ニーズチェックをよりスムーズに行うには、『共感』を示すことが重要!
お客さまの話はうなずきながら聴き、
「はい」・「ええ」・「なるほど!」といった相づちを取り入れるのも忘れずに。
「普段は黒やベージュのお洋服を着られることが多いのですね」など、お客さまの言葉を繰り返す話法も有効です。
キーポイントは『聞き出し』と『対話』
ギフトニーズの接客では『聞き出し』と『対話』を心がけます。
そして、目的の商品を決めているお客さまには『テンポ』もプラス!
プレゼントを贈られた方はもちろんのこと、プレゼントを贈る方にも喜んでいただける対応が、理想的なギフトニーズ接客です。